ガラスの建築史

ガラスの建築史
 

ガラスの歴史

BC24世紀エジプト及びメソポタミアの遺跡から出土した硝子が世界最古のガラスと言われている。BC2世紀頃のローマ帝国時代には鉄パイプによる吹きガラス技法が発明されコップや花瓶、皿などのさまざまな形状のガラス器が作られた。この吹きガラス技法により、小さな板ガラスを作ることができるようになり、ステンドグラスが誕生した。6世紀イスタンブールのアヤソフィア寺院では着色されていない板ガラスが窓に用いられた。その後もステンドグラスは教会建築に用いられ、12世紀頃になるとロマネスク美術に続いてゴシック美術が北フランスで発展し、建築技術が向上した。飛梁の発明により天井は高く壁は薄くなり、大きな窓が可能となった。
 

ガラスの建築年表

時代 場所 建物 建築家 特色
6c イスタンブール アヤソフィア寺院   多数の透明な板ガラスの 窓が作られた
1225 パリ ノートルダム大聖堂 ピエール・ド・モントルイユ ゴシック建築の秀作
ステンドグラス2000m2以上
1248 パリ サント・シャペル教会 ピエール・ド・モントルイユ 不透明ガラスによるゴシック建築
1515 ケンブリッジ キングス・カレッジ礼拝堂 パーペンディキュラー様式のゴシック建築
1682 ベルサイユ 鏡の間 ジュール・アルドゥアン=マンサール 銀引き法
1848 ロンドン キュー植物園ヤシ温室 デシマス・バートン,リチャード・ター. ナー 全長360フィート,高さ63フィート
1851 ロンドン クリスタルパレス ジョセフ・パックストン 鉄骨とガラスで作られた万博のためのパビリオン
1877 ミラノ ガレリア ジュゼッペ・メンゴーニ ドーム直径38m、アーケード高さ29m
1868 パリ パリ国立国会図書館 アンリ・ラブルースト トップライト
1876 パリ ボンマルシェ百貨店 ギュスターヴ・エッフェル 不透明ガラスのトップライト
1892 ロサンゼルス ブラッドベリービル ジョージ・H・ワイマン  
1898 ブリュッセル オルタハウス ヴィクトル・オルタ 階段室にトップライト
1900 パリ ポルト・ドーフィヌ駅 エクトール・ギマール  
1900 パリ オルセー駅 ヴィクトール・ラルー  
1903 アムステルダム アムステルダム証券取引所 H.P.ベルラー  
1905 パリ ル・パリジャン新聞社 ジョルジュ・シュダンヌ  
1906 ウイーン ウイーン郵便貯金局 ワグナー ガラスの床と天井
1906 パリ ラファイエット百貨店 ジョルジュ・シュダンヌ  
1908 スペイン カタルーニャ音楽堂 D.Y.モンタネル  
1913 パリ ファグス靴工場 グロピウス,ワーグナー カーテンウォールの発明
1914 ドイツ

ドイツ工作連盟展ガラスパビリオン

タウト  
1914 パリ ドイツ工作連盟展モデル工場 グロピウス  
1923 ランシー ノートル・ダム・デュ・ランシー教会 オーギュスト・ペレ  
1926 ドイツ バウハウス校舎 グロピウス  
1931 パリ ガラスの家 ピエール・シャロー  
1939 アメリカ ジョンソン・ワックス本社 フランク・ロイド・.ライト  
1942 ローマ EUR(ローマ万国博)会議場 アルバート.リベラ  
1949 アメリカ グラスハウス フィリップ・ジョンソン  
1950 アメリカ ファンズ・ワース邸 ミース・ファン・デル・ローエ  
1950 アメリカ 国連本部 W.ハリソン、M.アブラモヴィッツ ル・コルビュジェによるカーテンウォール
1951 東京 リーダーズ・ダイジェスト東京本社 アントニン・レーモンド  
1958 アメリカ シーグラム・ビル ミース・ファン・デル・ローエ  
1959 東京 国立西洋美術館 ル・コルビュジェ  
1962 軽井沢 軽井沢の家 吉村順三  
1963 アメリカ イェール大学図書館 ゴードン・バンシャフト  
1966 アメリカ マリン郡庁舎 フランク・ロイド・.ライト  
1966 鎌倉 神奈川県立美術館 坂倉準三  
1968 東京 霞が関ビル 三井不動産、山下寿郎  
1974 東京

新宿三井ビル

日本設計  
1975 イギリス ウィリス・ファーバー・アンド・デュマ本社 ノーマン・フォスター  
1977 パリ ポンビドゥーセンター R.ピアノ、R.ロジャース  
1977 東京 草月会館 丹下健三  
1978 掛川 資生堂アートハウス 谷口吉生  
1986 香港 HSBC香港本社ビル ノーマン・フォスター  
1988 パリ ルーブル美術館ピラミッド I.M.ベイ